体当たり男の避け方|狙われにくい歩き方とかわし方

2026.09.07

この記事は、街中でわざとぶつかってくる人(いわゆる「体当たり男」「ぶつかりおじさん」)の標的にならないための歩き方と、ぶつかられそうになったときのかわし方を、動画をもとに整理したものです。目的は狙われないことと、狙われてもかわすことです。

西尾インストラクターが動画で紹介した3つのポイント(狙われない歩き方・周囲へのアンテナ・当たりそうなときのかわし方)を説明していきます。

この記事の要点

  • 違和感を感じたら早めに避け、距離を取って安全な方向へ。
  • わざとぶつかってくる人は、ゆっくり歩いている人・下を向いている人・周りを見ていない人を狙いやすい、というのが前提です
  • ポイント1は狙われない歩き方。胸を張り、目線を前に向けて周囲を見て、なるべく早歩きで大股に歩く
  • ポイント2は周囲へのアンテナ。歩きスマホをしない、イヤホンで音を遮らない、常に「来るかも」と意識して歩く
  • ポイント3は当たりそうなときのかわし方。半身になる動きを実演しています。まず安全な方向へ離れることを優先します。
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動画で見る「体当たり男を避ける極意」

9分58秒の動画です。前半は、動画が作られたきっかけ(報道された事件と、会員の方からの相談)と、街中で肘を張って歩きながら通行人にぶつかっていく人物の映像です。後半は、狙われない歩き方・周囲へのアンテナ・かわし方を、西尾インストラクターとスタッフが実演します。
(実演・解説: マガジム インストラクター 西尾 健

動画が作られたきっかけ – 報道と、会員からの相談

動画の冒頭では、駅の地下通路や路上で女性がすれ違いざまに殴られたり蹴られたりした事件のニュースを紹介しています。続いて、マガジムの会員の方から届いたメールを読み上げています。内容は、同僚の女性が夜の帰り道に暗がりで知らない男にいきなり肘打ちをされ、大事には至らなかったものの、社内でも、わざとぶつかるように歩いてくる人が多いという話が出ている、という内容でした。

さらに、渋谷駅の近くで撮影されたという映像を見ながら、肘を張った姿勢のまま歩き続けて通行人にぶつかり、相手を吹き飛ばしている人物の動きを確認しています。

こうした相手に対し、動画では「後ろからは無理だけど、前からだったら何かしら防御策はありますね」「女性の方でもできる」として、3つのポイントを紹介しています。

ポイント1 狙われない歩き方

最初は、ターゲットにならないための歩き方です。ポイントは、胸・目線・足の3つです。

胸を張る – 肩が耳より後ろに来るように

まず胸を張ります。目安は、横から見たときに肩が耳より後ろに来ること。肩が前に出て背中が丸まった姿勢と比べて、堂々として見えます。
横から見て、肩が耳より後ろに来るように胸を張った姿勢

目線は前に – ちゃんと周囲を見る

次に目線です。下を向いていると周りが見えません。ちゃんと前を向いて、周囲を見ることが大事です。周囲を見ていれば、近づいてくる相手に早く気づけます。

足は早歩きで大股に

3つ目は足の運びです。足がゆっくりだと狙われやすくなります。なるべく早歩きで、大股で歩きます。実演では、女性スタッフが胸を張って前を向き、大股で歩きます。
胸を張り、早歩きで大股に歩く実演(足元)

この3つをまとめると、堂々と歩き、周りを常に警戒する。これがターゲットにされないための歩き方です。

ポイント2 周囲にアンテナを張る

歩き方だけでは心もとないので、もう一つのポイントを加えます。やめることが2つ、意識することが1つです。

歩きスマホをしない

1つ目は歩きスマホです。下を見ていると周りが見えないため、歩いているときはスマホを見ません。
スマホを見ながら歩くと下を向いて周りが見えなくなる例

イヤホンで音を遮らない

2つ目はイヤホンです。音を遮ると、近づかれても気づけません。歩いているときは外します。
イヤホンを着けて歩くと周囲の音に気づけなくなる例

「来るかも」と意識して歩く

3つ目は意識の持ち方です。周りに常にアンテナを張り、「来るかも」と意識して歩きます。危ない人が来たと分かれば、早めに距離を取れます。気づいて避ける。これが一番いい方法です。

姿勢や間合いの基礎を練習できます
マガジムの初心者向けクラスでは、姿勢と間合いの取り方から練習します。安全な環境で、基本の動きを繰り返し練習できます。

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ポイント3 当たりそうなときのかわし方

歩き方と周囲への注意をしていても、「これは当たる」と思う場面があります。そのときのかわし方です。

体を半身にする

相手が来た瞬間にそのまま真っすぐ進むとぶつかります。体を半身に切ります。正面を向いたまま受けるのではなく、体の向きを斜めにしてすれ違います。
正面からぶつかりそうな場面で体を半身にする説明

左足を一歩出して、右肩を引く

具体的な動きは、左足を一歩出して、右肩を引くことです。肩と腰を引けば、相手をスッとかわせます。
左足を一歩出して右肩を引く動きの説明

実演 – 普通の速さと、速い相手

実演では、まず男性スタッフが普通の速さで向かってきて、女性スタッフが半身でかわします。続いて、速めに向かってくる相手に対して同じことをします。
向かってくる相手を半身でかわしてすれ違う実演
速い相手はギリギリになり、怖さも残ります。それでも、吹っ飛ばされるよりはましです。かわし方は万能ではありません。まず周囲に注意し、危険を感じたら早めに距離を取ることを優先してください。

判断の練習 – 避けるべきか、そのまま通るべきか

最後は判断の練習です。スタッフが色々なパターンで歩いてきて、そのままスルーするか、避けるかを判断します。実際の街中では、全員を避けて歩くことはできません。見ていれば、この人は変だと分かります。相手をよく見て、早めに判断する。これがすべてのポイントに共通します。

注意 – 反撃や仕返しはしない

この記事は、ぶつかられないための歩き方と、当たりそうなときのかわし方を身につけるためのものです。ぶつかってきた相手を追いかけたり、殴り返したりしてはいけません。相手が刃物を持っている可能性もあり、こちらのけがや法律上のトラブルにつながります。

まとめ

ポイントは次の3つです。

  • 狙われない歩き方: 胸を張る・目線を前に・早歩きで大股
  • 周囲へのアンテナ: 歩きスマホとイヤホンをやめる・「来るかも」と意識する
  • 当たりそうなときのかわし方: 左足を一歩出して右肩を引き、半身でかわす

いずれも、相手と争わずに当たらないための知識です。
後ろから来る相手や、こちらが気づいていない相手には対処できません。

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この記事の監修者
西尾 健
1975年11月生まれ。広島県出身。クラヴマガブラックベルト(黒帯)3段保有。クラヴマガ指導歴22年、国内トップレベルの技術とクラヴマガ指導経験をもつインストラクター。歯切れがよく運動量も豊富でアグレッシブなトレーニングスタイルは大変特徴的で、担当するクラスのファンは実に多い。日本におけるクラヴマガのレジェンドインストラクターの一人。心身ともに抜群に鍛えられるため、クラスは大人気。柔術の経験も豊富。マガジム六本木店 チーフインストラクター。
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