2026.07.27

護身術とは、暴力などによって自分や家族など大切な人に危害を加えようとする第三者から身を守り、怪我を負うことなく危険から逃れるための手段です。
そして護身術を始めることに興味をもたれ、習えるところを検索する際に「護身術 東京」や「護身術 東京 女性」のように調べられる方が多いと思います。検索すると、クラヴマガを始め、合気道や柔道、空手、そのほか独自の護身システムなどいろいろなものがヒットします。
そしてそれぞれを見てみると同じ「護身術」でも技術や考え方はバラバラで、共通項が見いだせないことがよくあります。そこで、東京で護身術を習いたい方に向け、どんな護身術があるのかそのカテゴリーや、教室やジムを選ぶときに吟味すべきポイントを、マガジムの例を参考に出しつつわかりやすく解説します。
目次
護身術が習える場所(=種目)を大きく分類すると
合気道・空手・柔道など、日本の伝統的な武道の習得を通じて護身術を習得するアプローチです。東京にある道場の数でいうと、柔道は133カ所(全日本柔道連盟 道場ナビ・2026年7月時点)。空手も合気道も各連盟が加盟道場の一覧を公開しており、いずれも都内全域に分布しています。また月会費は数千円からあり、手ごろな価格帯で習えるところも多く、選択肢は大変豊富です。
武道系の特徴としては、礼法や型稽古の反復を重んじる傾向が強く、長い年月をかけて心身の基本を鍛えます。子どもへのしつけや精神教育、そして技術を着実に習得するにはこのアプローチは大変有効ですが、一方で、扱う技術は各武道のルールが定める守備範囲内に限定しています。(空手であれば打撃、柔道であれば投げといったように技の分野が限定されます。)
従って護身術としての実践的な技術は、あくまでその成果の一部という位置づけだと割り切って考える必要があります。習得するまでに時間はかかりますが、そのコンセプトやアプローチに惹かれるなら武道系が適しています。

軍・警察で開発され、今日も使われている近接格闘術をベースにした護身術で、代表格はクラヴマガやシステマ・サンボなどです。隊員を「短期間の訓練で実戦に送り込んだとしても、現場で実用的な技術」がコンセプトであるため、扱う技術や危険のシナリオは広くカバーします。
型や試合はなく、首を絞められたら、刃物で脅されたら、という現実の場面を想定した反復練習が中心です。東京では数では武道系に見劣りしますが、複数の団体が教えており、月会費はおおむね1万円台です。極力短い期間で実戦で使えることを最優先する方に向いています。一方で、実戦に必要な技術を広く浅く扱いますので、ひとつひとつの技を深く追求したい方は、その後(1)や(3)を並行して習われることも多いです。
ルールがあるなかで勝敗を競い合う(=競技としての)格闘技のジムで、その技術を護身術として応用するという考え方です。ボクシング、キックボクシング、総合格闘技、柔術などがその代表格。試合を経験すれば打撃や組技の力は確実に向上し、競技のもつ専門技術において高い戦闘能力がつくと言えます。
一方で勝敗を競う競技であることが前提なので、武器をもった敵や複数の相手といったルール外の状況は扱いません。また競技には「相手に勝つ」目的がありますが、護身においては相手に勝つ必要はなく、むしろ戦わずして逃げることこそ最重要ゴールであるため、その違いをよく認識する必要があります。
創設者の武道や格闘技の経験をもとに、自らのコンセプトのもと護身術として技術を体系化して教えている教室です。「●●護身術」「護身術●●流」といったオリジナルネームであることが多く、真新しさがあります。一方でインストラクターの個人の経験や能力に大きく依存するため、特徴や信頼性を一概に述べるのは困難です。すでに習っている人の口コミを参考に、一度教室に出向いたうえでご自身の感性で判断されることをお勧めします。
護身術インストラクターには公的な資格はなく、極論すると誰でもインストラクターを名乗れます。だからこそ上で述べた種目による違いを理解し、さらにはジムや道場の特徴(国際団体の認定や提携、レベル分けされたカリキュラムの有無など)、インストラクターの指導経験やSNSやメディアでの扱いといった裏付けを確認してください。
短期習得を売りにするものであっても、一回の受講では知ることはできても、技術も体力も心構えも身につきません。何度も繰り返し練習を重ねることで体が覚え、そこで初めて危険時のパニック状態でもとっさに動きが出るものです。
だから教室やジム選びで最も重要なのは、継続して通い続けられるか(場所や時間帯、料金、クラスの数といった利便性)どうかです。自分の生活圏やリズムに対し、場所やクラススケジュールが合うかをよくご確認ください。
ご自身の身を守ることを真剣に考えられるなら、護身術を使うことを想定する前に、危険に近づかないことが最重要。未然に危険から避ける危険回避術が最強の護身術といっても過言ではありません。時々、まず交戦ありきのシナリオしか扱わない、技術一辺倒の道場やジムをみかけます。しかしその前に、危険を避けて交戦しないために未然にできることは何かを教わることが、護身では最も大切です。
護身術の教室に実際どんな人が通っているのか。イメージではなく、マガジムの会員データ(2026年7月時点)をそのまま公開します。

マガジムの体験申込データ(2025年8月〜2026年7月)では、46%が女性です。護身術を探し始める段階では、男女はほぼ半々。在籍会員でも3割弱が女性で、2026年の入会者に限れば38%まで上がっています。
在籍会員(2026年7月時点)の平均年齢は42歳で、30〜50代が8割を占めます。最年少は5歳(ジュニアクラス)で、最年長は70代半ばです。現会員の平均在籍は4.3年。全会員のうち1/3以上が5年以上続けており、10年以上の会員も13%います。
マガジムの体験申込データ(2025年8月〜2026年7月)では、体験に来た方の60%がそのまま入会しています。
体験される日時を見ると、平日の夜17時以降が40%で最も多く、土日が36%。合わせて4分の3以上が、仕事や学校のあとか休日の枠を選んでいます。平日日中の時間帯を選ぶ方は4人に1人。働き方や生活時間の異なる方が混ざっています。
入会者ベースですが、他の格闘技経験を挙げる方は4人に1人程度。多いのはキックボクシングや空手ですが、大半の方は未経験者です。体験クラスの8割はKM1(護身術初級クラス)、残りはバッグワークアウト(サンドバッグ打ち込みフィットネスクラス)への申込で、いずれも初めての方を前提に組まれています。

マガジムに2023年7月からの3年間に入会した方が申告した目的では、実戦的な護身術の習得が最も多く、87%が目的に挙げ、64%が第一目的に選んでいます。一方で体力づくり・スタミナアップ74%、筋肉増強・身体づくり64%、減量・ダイエット53%、メンタル強化49%と、身体づくりを並行して挙げる方が大半です。ひとつだけを選ぶ方は少数で、複数の目的を持って通い始めるのが実際のところです。
男女で目的の差はほとんどありません。護身術を挙げる割合は男性88%・女性87%とほぼ同じ。女性は体力づくり(80%)とダイエット(58%)をやや高く挙げています。
体験申込の半数近くが女性であることは前述のとおりですが、より具体的なこともお伝えします。

護身クラスは2人一組での練習が基本ですが、ペアは同性同士で組みます。初心者レベルのクラスKM1ではこれを徹底しています。男性と組んでも構わないという方には、クラス予約システムにその意思表示をする選択欄があり、選択された場合にかぎり男性と組んでいただきます。


六本木店・赤坂店ともに女性用更衣室があり、鍵付きロッカーをご利用者分ご用意しています。シャワーブースは各店とも2つずつ。シャンプー、コンディショナー、洗顔料、メイク落とし、化粧水、ヘアドライヤーなどのアメニティも備えています。
クラヴマガは、体格や体力で上回る相手から逃げることを前提に設計されており、パワーが前提ではありません。また相手に勝つことを目的とした競技ではなく、危険から逃げるための技術がクラヴマガです。トレーニングを始められれば着実に自信も体力はつきますが、体力がないと始められないものではありません。
実戦系護身術の代表格が、1948年にイスラエル国防軍で生まれたクラヴマガです。体格や運動歴に関係なく短期間で習得できるよう設計され、世界各国の軍や警察でも採用されています。詳しくはクラヴマガとは?へ。

マガジムは2013年開設、国内最長のクラヴマガ指導歴インストラクター(インストラクターの西尾・徳山・菅谷は2004年よりクラヴマガの指導資格を取得し指導を開始)を擁した専門ジムです。
米国Krav Maga AllianceおよびAvi Nardia Academy(クラヴマガの世界の第一人者でイスラエル国防軍と国家警察対テロ部隊YAMAMで教官を務めた アヴィ・ナルディア氏率いる)に加盟する日本で唯一のジムで、確固たる技術のよりどころがあり、指導陣は定期的にアップデートをしています。
クラヴマガのクラスはKM1からKM3までレベル別に分かれ、未経験の初心者の方が着実にステップアップできるカリキュラムと指導実績があります。カラダづくりやスタミナアップを目的としたフィットネスクラス、ナイフや銃を想定した武器対策護身クラスや、立ち技・寝技のスパーリングクラスなど、選択肢は豊富です。
前述のベテランインストラクターや、現役のプロ格闘家たちがクラスを担当。店舗は六本木と赤坂、どちらも駅から数分です。立地の利便性は人それぞれですが、上に書いた教室やジムの選び方の基準の多くを満たします。
どの教室やジムを選ぶにしても、決める前に必ず一度、見学か体験をしてください。クラスの空気、会員の表情、インストラクターの接し方や人柄。どんな説明よりそれがあなたにあうかどうかが最も重要です。マガジムのクラス体験は、実際のクラスに既存会員の方と一緒に入っていただくので、1時間のクラスだけでも間違いなくご判断が可能です。
持ち物は動きやすい服装だけでOK。会社帰りの方も含めてお気軽にご参加ください。