首を絞められた時の護身術

2021.11.02

映画やドラマでは、首絞めのアクションシーンを見ることがあると思います。もちろん演技なので、本気で首を絞めているわけではないでしょう。
日常生活で首を絞められるシーンはあまりないとは思いますが、激しい口論がヒートアップして喧嘩になり、首絞めを経験した方などは想像できると思います。
いざそういった危険なシーンに遭遇したことを想定し、回避方法を知っておくことは、自分の身を守る行為にきっと役立つでしょう。
今回は、実際の首絞めがどんなに危険か実際の映像を動画で見つつ、ここでは首絞めの護身術を3パターンご紹介いたします。

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この記事で解説する、首を絞められた時の防御は、マガジムで実際にトレーニングいただけますが、それ以前に護身術をどこで習うかから決めたい方へ、東京で学べる4種類の場所とその選び方をまとめました。

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首を絞められた時の護身術

  • 首を絞められた際に、苦しいところに手がいく場合の護身術
  • 首を絞められた際に、手が上がる場合の護身術
  • ヘッドロックへの対応

それではそれぞれのパターンの場合に使用する護身術を動画で解説していきます!

護身術を動画で解説!

それでは首を絞められた場合の護身術について動画で解説していきます。
シチュエーションをイメージしやすいように、実際の映像を元に解説しています。
※一部衝撃的な映像が流れるため視聴いただく際には、ご自身だけでなく周囲の方々にもご配慮いただき、十分ご注意の上ご覧ください。

まずは、苦しいところに手がいった場合の護身術になります。

苦しいところに手がいく条件反射を利用した護身術について解説

まずは条件反射で手が苦しい場所に手がいった場合の護身術を解説いたします。
ポイントは以下の5つになります。

  • 自分の手をフックにし、相手の親指にかける
  • 肘を後ろに引く
  • 反対の手で相手の顎に対してアッパー
  • 相手の肩を持ち、膝蹴り、股間蹴りをする
  • 最後は逃げる

自分の手をフックにし、相手の親指にかける

首を掴まれた瞬間に、掴まれた方の手は自然と首を掴まれている手にいきます。
その条件反射を利用していきます。
まずは、手の形についてです。まずは手のひらでフックの形を作ります。フックの手を作った状態のまま、相手の弱点である親指に対してフックをかけます。

手をフックにして親指にかける

肘を後ろに引く

フックをかけた手を引きます。すると相手の手は首から離れていきます。この時点で首絞めからの回避はできました。

肘を後ろに引く

反対の手で相手の顎に対してアッパー

今回は襲われた場合を想定しているため、追加攻撃が発生します。
先ほど解説した肘を引いて首締めを回避した時と同タイミングで反対の手を使用します。反対の手では相手の顎を目掛けアッパーをしていきます。

アッパー

相手の肩を持ち、膝蹴り、股間蹴りをする

アッパーでも怯まなかった場合は、追加攻撃をしていきます。アッパーした手で相手の肩を持ち、「膝蹴り」「股間蹴り」をしていきます。

関連記事:股間蹴りのコツを解説!格闘家でさえ無力化させる護身術

最後は逃げる

追加攻撃が終わったら、最後は逃げましょう。逃げることが最大の護身術です。隙を見て、全力で逃げてください。
この後は動画の解説をさらに詳しく紹介していきますが、
マガジムでは、日常で起こりうる危険から回避するための様々な護身術を習えます。
また、そもそも危険な環境を作らないための心構えも学べます。気になる方はクラス体験やクラス見学にお申込み下さい!
 
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ここまでの動きは、頭で覚えるより体に覚えさせるのが確実です。クラスでは初めての方でも、掴まれる強さを段階的に上げながら練習します。 体験クラスで練習する(2,000円)

手が上がる条件反射を利用した護身術について解説

次に首を絞められた時に手が上がる条件反射を利用した護身術について解説していきます。
まずは動画をご覧ください。

ここでのポイントは以下の4つになります。

  • 両手を上げて外す
  • 相手の腕をコントロール
  • 肘打ちをし肩をつかむ
  • 足を入れ替えて蹴る

両手を上げて外す

まずは首を絞められた時に条件反射で手が上がります。手が上がると同時に足でしっかりと地面を踏んばってください。

そして、手は天井めがけ、真っ直ぐにあげます。相手の手を外す際には、二の腕を耳につけそのまま体を90度回し、振り下ろします。

手を真上にあげる

相手の腕をコントロール

手を振り下ろした後、振り下ろした肘と反対の手で相手の手を押さえます。

手をコントロール

肘打ちをし肩をつかむ

次に攻撃体制に入ります。
まずコントロールした後に、相手に肘打ちをして、そのまま相手の肩に手を置きます。肩に置く際には力を入れすぎず、次の攻撃に備えた体制づくりとイメージしておいてください。

肩を持つ

足を入れ替えて蹴る

利き足を利用し、攻撃体制に入ります。まず利き足で相手を蹴る時に現状の状態では力が入らないと思ったら、足を入れ替えてください。
その後、股間蹴り、膝蹴りをして相手にダメージを与えます。

首を絞められた時に頼れるのは、考える力ではなく体に刻んだ反射です。クラスではインストラクターが段階を追って練習させますので、初めての方でも大丈夫です。 クラスで練習してみる(体験2,000円)

ヘッドロックの対応

ヘッドロックというと、格闘技の技の一種だと連想する方も多いと思いますが、実際の事件でもよく使われている技になります。
回避不可能に思われるかもしれませんが、実はクラヴマガでは護身術がしっかりとあります。
それでは、動画をご覧ください。

ここでのポイントは以下の4つになります。

  • 顎を引いて相手に体重をかける
  • 相手の手を外す
  • 肩を入れて回転
  • 打撃して逃げる

顎を引いて相手に体重をかける

ヘッドロックをされてから10秒以内で人は失神してしまう(ブラックアウト)と言われています。
ヘッドロックをされたらすぐに体制を整えることが重要です。
まずはしっかりと顎を引きながら、相手に体重を乗せます。
相手も想定できていない動きをすることによって、多少力は弱まることもあります。

相手の手を外す

体重を相手に乗せた後はその状態のまま、相手の手を剥がします。
この時首にかかっている手を取ろうとしますが、まずは反対の手を剥がします。

手を剥がす

肩を入れて回転

剥がした手に自分の肩が当たるようにし、そこを支点として回転いたします。
回転すると、反対の手から自分の首が離れ攻めの体勢に入ることができます。

肩を支点とする

打撃して逃げる

その後、ハンマーパンチで相手に攻撃をした後に、その場から逃げます。

首を絞められる状況は、体格差のある相手からの攻撃の中でも最も命に関わるものです。いざという時に体が動くかどうかは、練習したことがあるかどうかで決まります。マガジム(六本木・赤坂)の体験クラスは1回2,000円、動きやすい服装だけでご参加いただけます。 体験クラスの予約はこちら

【50秒ショート】壁際で首を絞められたときの対処法

壁に押し付けられた状態で首を絞められたときの危険と対処を、50秒のショート動画で解説しています。

動画の文字起こし

壁際で首を絞められました。まずは、首を絞められたときの危険は2つあります。1つ目は後頭部の壁への打ちつけ。これで脳震盪を起こします。2つ目は首絞めそのもの。強く絞められると10秒ぐらいで気絶します。そうならないように気をつけてください。

まずはフォールブレイク(受け身)をします。顎を引き、背中を守り、両手を壁につきます。そのままこの手を解除しましょう。両手を上げ、右手をまっすぐに上げていく。その膝を曲げてください。そのまま右手を回転させ、相手の肘にプレッシャーをかけます。

肘打ちを顔面に打ち、そのまま相手の肩を掴んで膝蹴り・股間蹴りです。あとは敵を壁の方向に回して押して、逃げていきます。

(実演・監修: マガジム インストラクター)

首絞め技の種類と名称一覧 チョークとスリーパーの違い

格闘技の世界で「首絞め」と呼ばれる技には、それぞれ正式な名称と分類があります。ニュースや格闘技中継で耳にする名前をここで整理します。

まず大きな分類がふたつあります。

  • 気道への絞め(チョーク) … 喉(気管)を圧迫するもの。強い苦痛を伴います。
  • 頸動脈への絞め(ブラッドチョーク/スリーパー系) … 首の両側を走る頸動脈を圧迫して脳への血流を止めるもの。苦痛は比較的少ないまま、ごく短時間で意識を失います。格闘技で「落ちる」と言われるのはこちらです。

代表的な技の名称は次のとおりです。同じ技でも競技によって呼び名が変わります。

名称 別名 かたち
裸絞(はだかじめ) リアネイキッドチョーク(RNC)、バックチョーク、スリーパーホールド 相手の背後から腕を首に回す。総合格闘技のフィニッシュの定番
前方裸絞 フロントチョーク、ギロチンチョーク 正面から相手の首を脇に抱える
送襟絞(おくりえりじめ) 柔道など道着のある競技で、襟を使って絞める
十字絞 並十字・逆十字・片十字 道着の襟を左右の手で十字に握る
三角絞(さんかくじめ) トライアングルチョーク 自分の両脚で相手の首と片腕を挟む
肩固 アームトライアングルチョーク 相手の肩と自分の腕で首を挟む

これらは競技上の名称です。実際の暴力の現場では教科書どおりの形になるとは限らず、片手で首をつかまれる、両手で前から絞められる、壁に押しつけられるなど、状況はさまざまです。だからこのページの上では、正面・背後・壁際それぞれの対処法を解説しています。

このページでは、絞め技を相手にかける手順や効かせるためのコツは解説しません。次の項で説明するとおり、首への絞めはごく短時間で取り返しのつかない結果になり得るためです。競技として練習する場合も、必ず資格・経験のある指導者の監督と、競技団体の安全ルールに従ってください。

首を絞められるとどうなるか 「落ちる」(失神)の仕組みと危険性

首を強く圧迫されると、単に「息が苦しくなる」だけではありません。首には空気の通り道である気道のほか、脳へ血液を送る頸動脈、神経、喉頭といった生命に直結する組織が集中しています。

頸動脈が両側から圧迫されて脳への血流が絶たれると、呼吸が止まっていなくても、ごく短時間で意識を失うことがあります。格闘技でいう「落ちる」「失神」はこの状態です。

危険なのは、「落ちても、すぐ戻るなら大丈夫」という誤解です。

  • 意識を失ったあとも絞めが続けば、脳は酸素不足のまま。低酸素脳症、後遺症、死亡につながります。
  • 首には血圧を感知するセンサー(頸動脈洞)があり、強い圧迫が心拍の急低下や心停止を引き起こすことがあります。
  • その場では無事に見えても、圧迫で頸動脈の内壁が傷つき、時間が経ってから重い症状が出ることがあります。外から見えるあざや腫れが少なくても、内部で損傷している可能性は否定できません。
  • 「何秒までなら安全」という基準はありません。柔道の指導現場で意図的に失神させる「絞め落とし」は全日本柔道連盟が根絶を呼びかけている問題であり、遊び半分の首絞めによる事故・事件も毎年のように報道されています。

つまり首への絞めは、専門の指導者が管理する道場・ジム以外で試してよいものではありません。冗談でも、合意の上でも、SNSで見た再現でも同じです。

首絞めで気絶・失神した人がいるときの対処

万一、目の前で人が首を絞められて意識を失ったら、競技の「一本」や短時間の気絶として扱わず、緊急事態として対応してください。

  • 1.首への圧迫を直ちに止める。暴力が続いていて近づくこと自体が危険な場合は、無理に介入せず110番へ。
  • 2.反応と呼吸を確認する。肩を軽くたたいて呼びかけ、反応がなければ119番へ通報し、指示に従う。普段どおりの呼吸がない・分からない場合は、周囲にAEDの手配を頼み、心肺蘇生を開始する。
  • 3.むやみに起こさない・首を動かさない。揺さぶる、無理に立たせる、平手でたたく、水をかけるといった、いわゆる「活を入れる」行為を自己判断で行わない。転倒を伴っていれば頸部を損傷している可能性もある。
  • 4.意識が戻っても、その日はそれで終わりにする。失神後にすぐ運動へ戻さないことは全日本柔道連盟の安全資料でも示されています。声のかすれ・飲み込みにくさ・強い頭痛・記憶の欠落・手足のしびれなどがあれば、速やかに医療機関へ。一度でも意識を失ったなら、自己判断だけで済ませないでください。

※本項は護身と安全に関する一般的な情報であり、診断や個別の医療判断に代わるものではありません。緊急時は119番へ通報してください。(参考: 全日本柔道連盟「柔道の未来のために」/総務省消防庁「応急手当WEB講習」)

そしてこの「ごく短時間で意識を失う」という事実は、守る側から見ればこう言い換えられます。首を絞められたら、考えている時間はない。最初の数秒で反応できるかがすべて。頭で覚えた知識は本番では出てきません。このページの上で解説している、条件反射で手が上がる動きをそのまま使う対処法を、体で覚えておく価値はここにあります。

他の教室とも比べたい方へ

東京で護身術を学べる場所は、武道系・軍や警察発の実戦格闘系・格闘技ジム系・独自系の大きく4種類があります。それぞれ何が違い、選ぶ前に知っておきたい点をまとめました。
東京で護身術を習うには?教室・ジムの選び方

至近距離で手が使えない状況では、頭突き(ヘッドバット)という選択肢もあります。やり方と防ぎ方は頭突き(ヘッドバット)の正しいやり方と防ぎ方で解説しています。

そもそも襲われないための心構え

今回は首を絞められた時の護身術を3パターン解説しました。
様々なシチューションに合わせた護身をする必要があるため、今回解説した動画もごく一部になります。
ですが、今回解説したクラヴマガの護身テクニックが出せればいいですが、それには繰り返しの訓練が必要です。
まずとるべきは、危険から積極的に離れ、トラブルに巻き込まれない行動を未然に取り、それでも巻き込まれそうになったらすぐに逃げることを第一優先に考えてください。
護身の基本的な考え方として、戦わずに危険を回避することが一番です。
そのためにも、危険に出くわした時に、冷静に対応できるメンタルが大切です。
マガジムは、護身術のテクニックだけではなく、危険な状況にあった時に慌てず冷静な判断ができるようなメンタル強化もできるジムです。
気になる方は実際に触れてみるのが一番! まずはクラスの体験参加をお申込み下さい。

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こうした技術を確実に身につけるには、無理なく通い続けられる教室を選べるかどうかが要になります。東京で護身術を学べる場所の違いと選び方は東京で護身術を習うには?教室やジムの選び方で解説しています。

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首を絞められた場面で例に挙げられた急所については、護身術の急所5選|みぞおち・あご・喉・股間・目の危険性と注意点で危険性と注意点を整理しています。

この記事の監修者
西尾 健
1975年11月生まれ。広島県出身。クラヴマガブラックベルト(黒帯)3段保有。クラヴマガ指導歴22年、国内トップレベルの技術とクラヴマガ指導経験をもつインストラクター。歯切れがよく運動量も豊富でアグレッシブなトレーニングスタイルは大変特徴的で、担当するクラスのファンは実に多い。日本におけるクラヴマガのレジェンドインストラクターの一人。心身ともに抜群に鍛えられるため、クラスは大人気。柔術の経験も豊富。マガジム六本木店 チーフインストラクター。
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