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How To 護身術

- How To Goshinjutsu -

護身術とはストレッチ・体作り

ハイキックを蹴る・打つ為に必要な事とは?

2020.11.09


誰もが一度は憧れた事にある技…ハイキックを蹴る為に必要な事。
マガジムインストラクターが綺麗なハイキックを蹴る為のストレッチ、トレーニング方法や大事なポイントをがそれぞれの目線で解説致します。
 

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ハイキックを蹴る時のポイント、蹴り方

まずはリングネーム「SEIDO」のプロキックボクサー山口 正道インストラクターに“ハイキックを蹴る時のポイント”を聞いてみました!
 

 
ハイキックを蹴る際には、“斜め45度に踏み込む事”が大事なポイントの一つです
 
「僕がハイキックを蹴る時に大事にしているポイントは、まずは足だけを高く上げようとするのではなく斜めに踏み込む反動に、地面を強く蹴る力をプラスして身体全体の力を使って足を高く上げる事を意識しています。
 
初心者の方は割とまっすぐに踏み込んで、足だけで高く上げようとする人も多いのですが、それだと中々勢いが伝わらずに足は上手くあがりません。
 

 
更に高さを出すために、軸となるつま先でかかとを高く上げる様にして、身体全体を高く上げる事も重要です。
 
※上の写真の軸足に注目です。しっかりと地面を蹴って踵、そして身体全体を高く持っていっています。
 
それと、頭を倒したほうが足は高く上がりやすくなるんですが、しっかりと体重とパワーを相手に乗せる為にも、“頭は倒さずに軸となる身体を倒さない”で蹴る事を意識しています。
 
勢いだけで蹴ってしまうと、どうしてもバランスを崩してしまうので最初はゆっくり丁寧に徐々に打点を高くしていくイメージで蹴っていくと良いと思います。
 
僕自身身体は固いんですが、それでも上手く身体を使えばハイキックを蹴る事は可能です。
 
勿論、柔軟性があるに越した事は無いので、ストレッチは毎日でも行ってください。僕も頑張ります。(笑)」

 
身体が固くてもハイキックは打てるとの事。固くて足が上がらずハイキックは諦めていた方からすると嬉しいお知らせだったのではないでしょうか?
 
しかし、ハイキックを蹴るうえで柔軟性があるに越した事はありません。
 
次に“ハイキックを蹴る為に必要な柔軟性”にフォーカスしたストレッチの方法を徳山 洋インストラクターがお伝えします。
 

ハイキックに柔軟性は必要か?


空手、ムエタイ、クラヴマガ…ハイキックだけでもたくさん蹴り方に種類がありますが、どの蹴り方にも共通して言える事は柔軟性があればある程蹴りやすくなるだけでなく、威力もアップすると思っています。
 
「僕自身キックが好きな事もあり、ハイキックは好きな技の一つです。柔軟性や身体を上手く使う必要もあるので、上級者向けの技と言う認識があるかもしれませんが、正しいストレッチを行い柔軟性を身に着ける事が出来れば初心者の人でも抵抗なく打つ事が出来ます。
 
ハイキックを蹴る為に必要な自宅でも出来るストレッチ方法をお教えしますので、是非やってみてください。
 

 
ストレッチを行う前にまずは自分にどれだけ柔軟性があるのかを確認してみましょう。
 
無理のない程度で構いませんので、軽く足を広げてみて自分の柔軟性を確認してみてください。
 
あくまでこれが目安となりますので、ここで気を落とす必要はありません。
 
では、スタートします。
 

 
まずは膝を曲げた状態から自分のつま先を掴みます。その際に腕が膝の内側に来る様にしてください。
 
そして、膝を内側に、腕は外側に押し合う形を取ってください。
 
70~80%程度の力で5秒間押し合います。
 
開脚や足を高く上げる際には、体側の柔軟性も非常に重要になりますので、ここでしっかりと膝と腕を押し合う事を意識してください。
 

 
5秒間押し合いましたら、そのまま膝を伸ばしてお尻を上に突き上げます。この姿勢でまた5秒カウントしてください。
 
足裏全体が伸びる事が感じれると思います。
 
膝が伸び切らない方は、軽く曲げたままになっても問題ありません。
 
この2つの動きを3~5セット行ってみてください。
 
そして再度、足を広げてみましょう。
 

 
ストレッチ前に行った時よりも足が大きく広がった、もしくは、楽に広がる様になった事が感じられるのではないでしょうか?
 
時間にすると1分程で行なえる簡単ストレッチです。
 
是非、トレーニング前や寝る前等に時間を見つけて出来るだけ毎日行ってみてください。
 
柔軟性は人それぞれのレベルがあるので、人と比べて無理をし過ぎる必要はありません。
 
あくまで自分の中で少しでも柔軟性を高めていく事を目標として、無理なく続けていく事が重要です。
 
そして柔軟性を高める事が出来たら、キックを打つ際にこれまで以上に足が楽に上がり、これまで以上に力を抜いて“楽に”キックを打てる事が実感できると思います。
 
特にハイキック等の高い蹴りは、力を入れずにスムーズに蹴った方が見栄えも綺麗になるのでお勧めです。
 
是非、やってみてください。」
 

少しずつ高い蹴りを出す為のトレーニング方法


自分のペースで焦らず少しずつ高くしていく事がポイントです。
 
僕も元々身体が柔らかい方では無かったので、ハイキックは苦手でしたが焦らずに少しずつ高く蹴る事を意識してからは、実際に試合でもハイキックを出せる様にもなりました。
 
開脚等も毎日ストレッチを行う事で以前に比べるとだいぶ柔軟性もついてきたと思います。
 
今高い蹴りが苦手でハイキックが蹴れない人も諦めずに少しずつ目標に近づいていきましょう。
 
今回は実際に自分がハイキック等の高い蹴りを打つ事を目標にして行ったトレーニングをお教えします。
 
自分が実際に行った練習方法は、上の写真の様に椅子等の上をまたぐ様に蹴り、徐々にその高さを上げていくです。
 

 
あくまで高いキックの為の練習なので、出来るだけ実際に蹴る時と同じ形で行う事もポイントです。
 
自分が意識しているのは、蹴る際に脛を横に向ける事です。
 
脛をしっかりと当てるイメージを持つ事は勿論ですが、腰の入った蹴りを打つ事にも繋がります。
 
無理をして一気に高くしすぎると足をぶつけてしまうので注意です。
 
本当に無理なく、少しずつ高くしていく事を意識してみてください。
 

 
強く、早く打とうとして力んでしまう様な高さではなく、楽に出来る高さから始めてみてください!」
 

いかがでしたでしょうか?
 
どれも無理なく出来る内容だと思うので、是非行ってみてください!

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この記事の監修者
徳山 洋
1974年11月生まれ。青森県出身。クラヴマガブラックベルト(黒帯)一段保有。クラヴマガ指導歴15年、西尾とともに日本のクラヴマガ界をけん引してきた、国内トップインストラクター。ムエタイのプロファイターとしてもリングで戦ったキャリアをもち、立ち技格闘技に対する見識は極めて深い。TRX等の体幹トレーニングのプログラム開発や指導の分野でもスペシャリスト。初心者にとってもわかりやすい丁寧な指導スタイルは、男女問わず大変好評。マガジム1の「優男」。マガジム赤坂店チーフインストラクター。
山口 正道
1984年12月生まれ。埼玉県出身。国内最大級のキックボクシング団体「RISE」を主戦場に闘う現役プロキックボクサーで、リングネームは「SEIDO(セイドー)」。ベテランながらRISE スーパーフェザー級 3位にランキングされ(2021年12月現在)、誰が相手であろうと絶対に引かず攻め続けるファイトスタイルは、必ず観る者を熱く感動させる。 マガジムで担当するクラスもファイトスタイルと変わらず、エネルギッシュそのもの。豊富な運動量と情熱溢れる元気なクラスで、多くのマガジム会員のハートを掴んでいる。「自分が担当するクラスはすべて定員にする!」がポリシーの、常に1、2を争う人気インストラクター。
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