初心者が格闘技を習うには

初心者が格闘技を習うには

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初心者が格闘技を習うには



格闘技とはどんなスポーツなのか



格闘技とは武器を持たないで自身の身体のみを使って相手の攻撃から身を守りつつ相手を攻撃して勝敗を決めるスポーツで、プロの興行もあればアマチュアの大会も存在します。

基本的には陸上や水泳、球技などと同じスポーツですが、他のスポーツと大きく異なる点は多くの場合において競技者2人が1対1で対決することです。団体戦もありますが、試合は原則として1対1の戦いとなっており、基本的にはどちらかが倒される、押し出される、戦意を喪失させられるなどの状態になれば負けとなり、その負けが決まらない場合は多くの競技において判定というルールがあります。

ほとんどが時間制ですが、制限時間内に勝敗が決まった時点で試合はストップされ終了してしまいます。これが他の時間制スポーツとの大きな違いと言えます。一例としてボクシングでは1ラウンドでノックアウトされれば、わずか3分足らずでその試合は終了となってしまい、中継しているテレビ局がその後の時間繋ぎに四苦八苦しています。

格闘技の分類はルールで決められた攻撃方法で分けられます。第一には相手を殴る、蹴るという攻撃のみで、投げたり掴んだりしてはいけない競技があります。ボクシングやテコンドーなどです。第二には相手を掴んだり投げたりするのは良いが、殴る蹴るは認めないという競技があります。相撲やレスリングです。最近はこれらのルールをミックスした総合格闘技が盛んになっています。今では年末の紅白歌合戦の裏番組として恒例になっています。どの競技も実戦をするには相当量の練習が必要で、初心者がすぐ挑める競技ではありません。しかし最近は初心者や女性がチャレンジするケースが増えています。





格闘技を習う目的は



格闘技は初心者が何の訓練もせずに気軽に実戦に挑むのは危険です。攻撃と防御の技を身に付けていないと実戦はできません。スポーツジムに通ってまで習っているほとんどの人はプロの格闘家を目指しているわけではありません。経験の全くない初心者がチャレンジしようとするのはどのような目的があるのでしょうか。

まず、体を動かすだけでストレス発散になりますが、格闘技では攻撃手段を学ぶのでファイティングスピリットが養われます。ボクシングジムでサンドバッグを打つだけでストレスが発散され、スパーリングで闘志がみなぎってきます。日頃仕事で鬱屈されストレスのたまったサラリーマンに最適と言えるでしょう。空手や柔道など日本の古武道は礼儀に重きを置く競技なので、体力アップだけでなく精神的なストレスに対しても有効であり、心と体の両面を鍛えることで仕事や家庭のトラブルに対する精神面の強化にも役立つでしょう。

女性にも人気なのがキックボクシングです。通常のボクシングと異なり殴るに蹴るが加わります。体を思いっきり捩って全力でサンドバッグを蹴り上げるのは爽快なものです。別れた恋人や嫌な上司を思い浮かべながら激しくキックすればスッと心が落ち着くそうです。キック時にはお腹の筋肉を激しく使うので腹筋が鍛えられダイエットにも最適と言われており、そんなことからも女性に人気があります。さらに全ての攻撃法と防御法を取り入れた総合格闘技もダイエットや筋力増強に役立ちます。

このように格闘技を習えば体が鍛えられるばかりでなく、忍耐力や逆境への対応力が鍛えられ、実生活での仕事や家庭での困難にも立ち向かう力が付きます。





格闘技と護身術の違いとは



日本は外国に比べ比較的安全であると言われていますが、残念なことに女性が性的目的で襲われたり、一般人が金銭目的で暴行を受ける事件が後を絶ちません。このような状況に陥った時に役立つのが護身術です。では格闘技と護身術とに違いはあるのでしょうか。異なる点をいくつか列挙してみましょう。

格闘技は勝敗を決めるスポーツで相手に勝つことが最終目的です。しかし護身術は自分の体や金品を守るということが目的で、相手に勝つ必要はありません。また格闘技はルールの乗っ取ったスポーツですので戦うスタートは両者とも平等ですが、護身術が必要とされる時はいつ何時か分かりません。何気なく歩いている時に不意に背後から襲い掛かってくるかもしれません。相手がこちらの状況を把握したうえで攻撃を仕掛けてきますが、こちらは何の準備もできていなくて圧倒的に不利です。そして格闘技では必ず1対1で戦い武器は使いません。体重のランク分けもあります。しかし護身術が必要になるケースでは相手は巨漢かもしれませんし、ナイフなどの凶器を手にしていることも多々あります。相手が一人とも限りません。

このように護身術と格闘技では陥る状況もその対処法も全く異なるものです。決まったルールの中で自分を鍛えて強くなりたいと願望するのであれば何らかの格闘技を習うことがベストでしょう。一方ルールのない想定されない状況下で発生する危険に対して自らの身を守ることを学ぶのであれば護身術を習うことをおすすめします。

護身術は特に必要とされるのが女性であったり、格闘経験のない一般人です。初心者からスタートとなりますので、しっかりしたインストラクターが在籍していて、その専門的なトレーニング法が確立された専門ジムを訪ねてみるのが良いでしょう。