元イスラエル軍兵士が考えるパンデミック後の日本と、気付くべきポイントとは
元イスラエル軍兵士ジュリアン・ガイ・リトルトン インストラクターに現在の感染症のパンデミックを受け、クラヴマガ発祥のイスラエルはどの様な変化、ダメージを受けているか?そして、今後日本はどの様な準備をしておく必要があるのか??
クラヴマガの観点を通して、ジュリアンに話を聞いてみました。
“今はまだ”意識しきれていない危機意識の部分について、今後意識していくべき重要なポイントを話してくれました。
是非最後までご覧ください。
「こんにちは、ジュリアンです。
イスラエルは現在もロックダウンが続いていて、イスラエルを出国する事も入国する事も出来ない状態です。
その為、他国からのテロ攻撃等は少なくなっていて、そう言った意味では“落ち着いている”と言える状況かもしれません。
しかし、ウイルス感染拡大防止の為に自粛ムードは強まっていて、それに反対する民間人のデモ行為が増え、警察と民間での抗争が増えています。
なので、結果として落ち着いているとは言えずに、むしろ治安は悪くなっていると言う考え方も出来るでしょう。
パンデミックの影響で失業率もどんどん増え、国民一人一人、そして国全体が“ピりついている”状態です。
更に数日前には、イラン人の核科学者二名が暗殺される事件があり、その犯人にイスラエルが疑われています。それにより報復の可能性を考えた政府が世界中のユダヤ人に身の安全を確保する様にアナウンスがありました。つい先日その様な事もあり、今後まだまだどうなっていくかわからない状況ではあります。
アメリカの様にお店が放火されたり、そこまでの事件は起こっていませんが、今後ますます治安が悪化していく事は十分に考えられます。
日本について
日本の治安については、僕個人の考えですが、今後も極端に悪化する事は無いと思っています。
現在日本は、他の国と比べると規制が弱い状況にありますが、日本人はほぼ全員がマスクを着用する等、自粛行為も含めて規則に乗っ取っている事やその国民性を見ても、国全体を通して治安が悪化する事はあまり考えられないのではないでしょうか。
ただ今後また緊急事態宣言やロックダウンが起き、規制が強くなり、更には失業率が高くなっていけば、ここ日本でもどうなっていくかはわかりません。
そして今は、街にも人が減っていますし、人と人との繋がりも減り、もしかするとあまり“人々の心にある闇”を感じられていないかもしれない。
でも間違いなく、日本…いや、世界的に闇は深まっているし、そんな時こそ普段の日常から危機感を持って生活する事がとても大切です。
心に闇を持つ人間は、いつ、どのタイミングで事件を起こすかわからないからです。
それらの事件や危険を回避するためには、ただ単に「気を付けて生活しよう」と一時的に頭で考えるだけではダメです。
そんなメンタリティでは、戦場では生き残れませんし、僕自身、実際にイスラエル軍にいる時は、トレーニング中は勿論、24時間危機意識を最大限に高めていました。
勿論、日本の皆さんにとって24時間意識を高めておく事は難しいでしょう。
しかし、その様な意識を持つ事、スイッチを入れるトレーニングをする事は今の時代特に誰にとっても必要な事だと思います。
その為のトレーニングこそ、クラヴマガトレーニングです。
テレビのニュースを見てください。
世界的に見ても治安が良いとされる日本でも事件は毎日起きています。決して他人事ではありません。
周囲に潜む闇を感じる事、そしてその闇に対する準備を常日頃意識してください。
僕のクラスでは、KMは勿論、BAG WORKOUTのクラスでも危機意識を高めるうえで重要なスイッチのオンオフを意識したトレーニングを行っています。
身体を鍛える事にプラスして、危機意識を高めるトレーニングを行いたい方は、是非僕のクラスに参加してください。
マガジムでトレーニングする皆さんが事件に巻き込まれる事なく、幸せな日々を過ごせる事を心より願っています。
しかし同時に、もしその様な場面に直面した時でも無事に危険を逃れられる様、確かなテクニックそして自分の命を諦めないメンタリティを持って欲しいと思っています。
その為に僕は力になります。マガジムで待っています。 」
ジュリアン・ガイ・リトルトン