スタッフブログ「護身術と法 ~護身術の行使はなぜ罪に問われないのか~ 開催報告」

スタッフブログ

護身術と法 ~護身術の行使はなぜ罪に問われないのか~ 開催報告

Staff Blogイベント 2018.10.19

いざという危険に遭遇したら「0から100へのスイッチをいれて、危険を解除」。

そして「敵がソフトになるまで反撃を加え」「素早く逃げる」。

 

これはクラヴマガの原則です。

 

2107_knee_groin

 

一方、クラヴマガのトレーニングを重ねているうちに、多くの会員の皆さんがふと疑問に思われることがあります。

 

それは、アグレッシブな護身術であるクラヴマガをもし本当に使った場合、日本でも法的に正当防衛とみなされるのか?? ということです。

 

 

その疑問にお応えすべく、2018年10月14日(日)マガジムは初の座学形式ワークショップ「護身術と法 ~護身術の行使はなぜ罪に問われないのか~」を開催致しました。

 

ご登壇頂いたのはマガジム運営会社の顧問弁護士を務めて下さっている、レックス法律事務所 大宮 立 弁護士。14:00から16:00の2時間を使って講義をして下さいました。

 

20181014_181018_0008

 

まず最初の1時間を使って、刑事事件において、有罪・無罪を判断する際のプロセス、すなわち「犯罪になるかどうかは、どうやって判断されるか?」について、(1)から(3)のとおり解説下さいました。

 

 

(1)まず構成要件(法律に書かれている犯罪行為のパターン)に該当するか を判断します。

→該当しなければ、犯罪は不成立

→該当する場合は(2)へ

 

(2)次に阻却(そきゃく)事由(※) はあるか を判断します。

(※)(1)に該当する行為を特別に無罪とする例外事由のこと

→あるならば、犯罪は不成立

→ない場合は有罪となり、犯罪が成立

 

(3)犯罪が成立した場合、減免事由(※)はあるかを判断します。

(※)一定の事由に該当し、刑が減軽または免除されること

→あるならば、有罪は確定するものの罪は軽減または免除

→ない場合は軽減や免除もされず

 

これらを分かりやすい例を交えて解説下さいました。

 

20181014_181018_0010

 

次に、第三者に危害を加えられ(加えられそうになり)、クラヴマガ等の護身術を行使して相手に何らかの反撃を加えた場合、自分がどのような罪に問われる可能性があるのか、について。

 

→問われる可能性のある罪

暴行罪(人の身体に向けて攻撃をしたことに対し問われる罪)

傷害罪(人の身体に傷などを負わしたことに対し問われる罪)

 

そしてこれらの考え方に基づき、肝心の、護身のために相手に行う行為は、犯罪に問われてしまうのか、について触れられました。

 

結論は、、、

 

(1)の構成要件に該当するかどうか

→反撃をして相手の身体に怪我などを負わせれば、傷害罪に問われる可能性があり、該当する

 

(2)阻却事由はあるかどうか

正当防衛であることを立証できれば、違法性は阻却され、無罪となる。

 

相手に対する反撃等の行為は違法性があると判断されるものの、それが急な危険から身を守るためにやむを得ずとった行為であることが立証できれば、正当防衛が認められ、罪は問われないということなのです。

 

では、正当防衛が認められるにはどのような要件が必要なのでしょう。それは、

 

[A] 急迫性(危険が現に存在しているか、押し迫っていること)があること

[B] 相手の行為が不正(違法)な侵害であること

[C] 必要性・相当性の範囲(=やりすぎない)であること

 

です。

急迫性のある不正な侵害に直面し、それに対してとった護身の行為が身を守るために必要性と相当性があると判断されれば、それは正当防衛と認められるのです。

 

それでは、急迫性のある危険とは具体的にどういう場合なのか、必要性や相当性(やりすぎかやり過ぎでないか)はどういう基準で判断されるのか。

 

この最も重要な点の記載は割愛致します!!

 

参加下さった方だけが知るところですが(ご了承ください!)、多くの判例を交えながら具体的な解説がなされました。

 

(逆に、護身が目的ではあるもの、その行為が過剰防衛と判断され、有罪判決となった事例も紹介されました。)

 

ここで前半戦は終了!!

 

 

そして本題の後半戦。ここからは過去実際にあった事例のケーススタディです。

 

参加された会員の皆さんが、前半戦で学んだ判断基準に照らし合わせ、この事件は正当防衛が成立したと思うか、しなかったと思うかを自ら考えます。

 

事件のシーンをイメージしやすくするために、有志会員の方とインストラクターが、皆さんの前で事件を再現!!

そのワンシーンを動画でご覧ください!

 

ほんのワンカットだけですので、雰囲気を掴んで頂くことが目的の動画です!

 

※紺色のシャツの方が飲み屋の客で、グレーのシャツの方が店員の役です。酒に酔った客が会計時に支払いをせず、店員に対して突然殴りかかったところ、店員がそれをよけて制圧し、長時間にわたって取り押えました。その結果、客は窒息死してしまったという事例です。

 

 

「制圧し続けなければ相手はさらに攻撃してきたと思うので、必要・相当性はあり、正当防衛だと思います」

 

「相手がすでに抵抗できなくなっているので急迫性はありません。それなのに相手を締め上げつづけたので、正当防衛は成立しないと思います」

 

会員の皆さんが各事例に対してそれぞれ様々な考えを発表して下さいました。普段非常に関心のあることだけに、皆さんの真剣度合も相当!!

 

中には意見が真っ二つに分かれることもあり、皆さん身を乗り出してワークショップに集中して参加されていました。

 

20181014_181018_0004

 

具体的な事例について討議すればするほどわかるのは、司法の判断は決して単純明快なことばかりでは無いと言うことでした。

 

誰もが正当防衛が認められると思っていたら、実は判例では有罪となっていたケース。またはその逆だったケース。

 

自分では正当防衛が認められるはずだと思ってとった行為であっても、証拠をそろえることができず、意に反する判決が下されることがあることも、十分ありえます。

 

また最終的には正当防衛が認められたとしても、捜査や裁判に要する労力は相当なものであり、それまで営んできた日常生活に大きな支障がでる可能性があることも、説明が加えられました。事件と関りを持つということだけで様々なリスクがあることを、皆さんよく理解されたと思います。

 

ワークショップ最後の10分は参加者の皆さんからのご質問。みなさんそれぞれの観点から、本当に現実味を帯びたご質問が多数寄せられました。

 

120分間にわたる大宮弁護士のワークショップ。拍手喝采で幕は閉じ、終了後は質問攻めで、大宮弁護士の周りに人だかりができていました!!

 

20181014_181018_0001

 

 

帰り際の参加者の皆さんのお声のほとんどが、「大満足!!」

 

「本当にためになりました!!」

「難しいことを、わかりやすく説明してくださったので、正しいイメージを掴めました」

「いやーー、面白い。勉強になった!!」

「こういうワークショップは、毎年と言わず、毎月やって欲しいです」

 

などなど。

初開催の座学形式ワークショップ、参加者の皆さんの感想を伺っていると、マガジムはこれからも定期開催していく必要性を痛感致しました!!

 

 

最後にワークショップを通じての、マガジムからのメッセージです。

 

クラヴマガのテクニックは、急迫性の高い侵害に直面した時、すなわち、やらなければ自分の身の安全が侵される時のために存在しています。

万が一、急迫性がせまった危険に遭遇したら、クラヴマガを使って下さい。そして相手がこれ以上攻撃できなく(しなく)なったら、素早くその場から逃げて下さい。

 

44205232_247734545884558_1766290212259889152_n

 

でも、クラヴマガを使わなくても危険を避けられる方法が他に少しでもあるならば、まずその方法を選んで下さい。

 

その場で大声で助けを呼べる状況ならば、助けを求めて下さい。

 

相手と距離があり、走って逃げきれるならば、真っ先に走って下さい。

 

事前に警察に相談できる時間があるならば、必ず通報や相談をして下さい。

 

33721642_587829051596238_7612612344253775872_n

 

ワークショップに参加された皆さんは、正当防衛の定義や考え方をおわかり頂けたと思います。

 

分かればわかるほど、一たび事件に関りを持ってしまうと、その後のリスクも高いことも、おわかり頂けたでしょう。

 

司法プロセスには時間がかかるものであり、その判断は大変繊細で微妙です。

 

そのリスクを避けるためにも、事前にできることがあるなばら、真っ先にその手段をとってください。

 

それをもってもなお危険が迫ってくる場合、または代替手段が始めから存在しない場合のために、最後の手段としてクラヴマガは存在しているのだということを、改めて認識して下さると幸いです。

 

正しい認識をもって、これからもトレーニングに励んで下さい。

43787723_338242666929974_6772071542026141696_n

 

 

 

 

301009
現在、入会金+10月分会費+11月分会費が無料になるキャンペーン実施中!10/31まで!!
体験のお申込はこちらから!
女性、未経験者、初心者大歓迎!
お気軽にお問い合わせください。

 

 

マガジム赤坂店でスタートしましたLINE@皆さんもう登録して頂けましたか?

19191059_1196908293770597_121126516_n

LINE@登録は、上記のQRコードをLINEの友達追加のQRコード読み取り、またはLINE@で「 マガジム赤坂店 」で検索してください。
https://line.me/R/ti/p/%40koe3295l←こちらからも登録可能です!

 

new04_pc

会員の女性比率はなんと全体の四割!マガジムでは女性も楽しくトレーニングを行っています♪
女性が通える護身術クラヴマガのマガジム

女性が身に付けておくべき護身術

 

 

東京で護身術クラブマガ、ダイエット、ボディメイク、格闘技やるならマガジムへ!

 

六本木ジム
東京メトロ 日比谷線「六本木」駅 3番出口より徒歩4分
都営大江戸線「六本木駅」5番出口より徒歩4分
南北線「六本木一丁目」駅より徒歩8分
千代田線「乃木坂」駅より徒歩12分

赤坂ジム
東京メトロ 銀座線・丸の内線「赤坂見附」駅 10番出口より徒歩3分
東京メトロ 千代田線「赤坂」駅 1番出口より徒歩4分
東京メトロ「溜池山王」駅から徒歩5分
東京メトロ「永田町」駅から徒歩9分

MagaGYM 六本木店

03-6432-9945

MagaGYM 赤坂店

03-5797-7733