スタッフブログ「「戦いでの移動方法と攻防の境」ワークショップ開催報告!!」

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「戦いでの移動方法と攻防の境」ワークショップ開催報告!!

Staff Blogイベント 2018.4.17

4月15日(日)、春のワークショップシリーズ最終弾、奈良インストラクターによる「戦いでの移動方法と攻防の境」が開催されました。

 

奈良インストラクターはクラヴマガのみならず、不二流体術二段、日本の伝統的な武術や中国武道にも造詣が深く、おまけに前職はナイトクラブのセキュリティ!!

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そんな実践主義のバックグラウンドを持つ奈良インストラクターの考える、「実戦での移動方法と攻防の境」が本ワークショップのテーマ。普段クラヴマガのクラスで扱っている内容とは異なり、「奈良流戦いの奥義」が詰まった内容です!!

 

タイトルだけではイメージがつきずらいかもしれませんが、何か奥深そう!!と興味がそそられる内容ですね!

 

■■構え方■■

まずは戦いにおける構え方。

足は、左右は腰幅前後は一足です。通常のクラヴマガのファイティングスタンスに比べ、前後が非常に狭いのが特徴。

 

後ろ足重心で半身となり、重心は自分が一番低いと思うくらい落とすのが特徴。

 

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この構えの練習が始まると、奈良インストラクターの印象的な一言。

 

「重心を落とし、上から下への圧力と下から上への圧力を感じなければダメ。例えるならエネルギーを上下に圧縮している感じ。ラクをして何も感じずに、べローンとなってはいけません!!」

 

ペットボトルを例に。低くなるといってもボキッと折れてしまっている(お尻が突き出ている)のではなく、上下から圧がかかっているイメージが正解とのこと。

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この体制を数分キープするだけで、参加者からはつらくてため息が聞こえ始めることに、、、笑

 

■■動き方■■

次に斜めへ前進、後退を繰り返す動き方の練習です。

低くなった体制を保つ。体制が上に伸び上がらないこと。

・足は引きずらずに5ミリ浮かす

半身をキープ

 

「半身でないと相手から見たターゲットが広がってしまいます。また、カラダに奥行きが生まれません。奥行きが無いと相手の攻撃を受け流すこともできません。」

 

まだ基本的な動きをしているだけなのに、すでにきつい!!すでに周囲からは「うわーーーっ汗」と苦しい悲鳴がちらほら、、、。

 

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次は相手に対峙した状態での動き方。そのポイントは

 

・一歩一歩を細かく。大股にならず一足ずつ。

 

・一歩一歩、斜めへ。都度スタンスが入れ替わる。常に上体は半身で相手の中心をとらえる

 

・一歩一歩、移動する。相手から見たら、常に自分の頭が左右に移動している状態を作る。

(このポイントはあくまで言葉、文章にしただけであって実際の動きや形は個人によって違います。)

 

 

常に左右に頭が移動すれば、相手はターゲットを定めずらくなりますね。さらには一歩を細かく、小刻みに動けば、コンパクトに切り返すことが可能になり、相手の反応に対して機敏動けるメリットがあります。

 

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更に奈良インストラクターの印象的なコメントがいくつもありましたので、紹介します。

 

「動き方の練習、一見地味ですがそこを疎かにするとその後に進めません。楽をしようとしない!」

 

「前に進むのは攻めるときで積極的、後ろに下がるのは守るときで消極的、みたいな固定観念は一切捨てて下さい。前進も後退も、ただ移動をしているというだけにすぎません。その境を無くさないと、今日のテーマである攻撃と防御の境が、誤った解釈になりかねません。」

 

「前進するときも、意識を前へ前へとは考えない。意識が前に行き過ぎると大きく一歩前に出て、バランスを崩してつんのめってしまいます。いかなるときでも一歩は小刻みに、そしてバランスに偏りが無いよう、いつでも前にも後ろにもいけるように。」

 

「通常2歩で行けると思うところは小刻みに4歩で動く。一歩ずつ、左右に。一歩ずつ見える景色が変わるように。」

 

「パンチを届かせようと思って大きく一歩前進してパンチを振り回すのではなく、小刻みに動くことで結果的に構えていた手が相手に体重ごとあたることになるのです」

 

「左右に移動しながら小刻みに相手に近づいていくので、相手は左右に目線が振られ、相手に近づいた結果、いつのまにかパンチは相手にあたります。」

 

以下は更に動き方のポイント。

 

「一歩一歩、股を広げてはいけません。」

 

「大事なのは股関節。一歩一歩股関節に体重がのり、腹と骨盤が閉じるから結果的に、半身の体制になるのです。」

 

■■追いかけっこ■■

次は2人一組となり、1人が前進して1人が後退するドリルです。前に進む方は相手に追いつくように、後退する方は追いつかれないようにしなければいけません。

 

ここでのポイントは、追いかけようと思って大雑把に大きな一歩とならないこと。たとえるならば、1メートルの幅を一本の棒で埋めるのではなく、10センチの短い棒で引き詰めてちょうどにするイメージで、小刻みな一歩を左右に振ること。

 

繊細に左右に刻んで動くため、相手から見たら、常にターゲットがずれながら近づいてくることになります。手を構えた状態でそのように動き、相手に追いつけば、結果的にパンチが相手に当たっている、ということになるのです。

 

 

■■攻撃と防御■■

手を30センチほど顔の前に構えます。手と顔の間にできたこの空間こそが自分の制空権。この距離は狭すぎても相手に侵略されてしまいますし、伸びてしまうと大事な守るべき場所を守ることができません。常に一定の距離を保つことが最大のポイントです。

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まずは二人一組で相手に近づき、相手の手をタッチする(しっとりと触れる)ドリル。

 

一歩入って相手に触れると、必ず相手はそれに対して反応します。言い換えれば、触れるのことによって、相手の反応を作ってあげるのです。

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※人間は触れられれば必ずそれに対する反応が生じます。

 

そしてその反応に対して抵抗してしまっては力対力のせめぎあいになってしまうのでナンセンス。逆に反応を感じます。反応に抵抗するのではなく、逆の方向にいなしてあげたり、ずらしたりするのです。

 

そうやってもう一歩相手に近づけば、結果的にパンチはあたります。

 

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今度は逆に相手が前進してパンチを当てようとしてきた場合。

 

これも前進の時同様、手は制空権に保ちながら小刻みに左右斜めに動きます。そして自分の手で相手に触れ、相手の反応を作り出します。その反応をずらしたりいなしたりすることで、結果的に相手は自分の手に当たってきます。

 

 

すなわちここに攻撃も防御も無いのです。

 

攻撃と防御というように意識が分かれていると、相手は動きが洞察できてしまいます。相手にパンチを当ててやろうとか、相手のパンチを受けてやろうとか、意識してはいけません。

 

やっていることは、手は制空権を保持しながら左右に小刻みに動いているだけ。相手と触れて反応を作り出し、その反応を活用することで、前進している時であれ後退しているときであれ、結果的にパンチが相手にあたります。

 

 

■■終わりを作らない■■

闘いに終わりはりません。一度相手にパンチが当たったら終わり、あてられたら終わりということではありません。試みが失敗したから終わりというわけでもありません。

 

触れて相手の反応を誘っても、それを思うようにいなせなければ、次の展開に変化すればいいだけ。

 

仮にパンチが相手に当たったとしてもそれが終わりではありません。常に戦いの状況は変わるので、終わったと思って安心してはだめ。

 

 

■■約束稽古■■

最後は今日習ったことを活かした約束稽古。スパーリングという言葉を使ってしまうと、殴りに行こう、パンチを受けよう、という意識が働いてしまうので、あえてこのような言葉を使っています。

 

約束稽古の映像はこちら

 

■■最後に奈良インストラクターから■■

今日扱ったことは決して容易なことではありませんので、1日では、できません。でも何か一つでもいいので、持ち帰ってもらえるものがあると幸いです

 

今後練習しているうちに、あれ、今日習ったこのポイントは活かせるぞ、という気付きがあるかもしれません。そんなことを通じて少しでも変化や成長のきっかけになってくれることを願っています。

今回やったことは、自分のやってきたことの複合的なものでもありますのでワークショップの前段階の練習も必要になります。

自身で練習もできますが、一回のワークショップだけでは間違った方向に行ってしまうので次回のワークショップ、fightクラス、パーソナルトレーニングなどを活用して正しく身に付けられるようにしましょう。

 

 

■■参加者の声■■

 

最後に参加者の声で印象的なものを一つ。

 

やっていることはとてもシンプルだけど、戦いの中で実践できるためには長年の修業が必要だと思いました!

 

本日のワークショップテーマは、奈良インストラクターが担当するファイトクラスでもより突っ込んで扱っていきます。

 

そちらにも是非ご参加下さい!!

 

 

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