Choke Defence(首絞め):正面 1
今回はセルフディフェンスを紹介しよう。
過去の記事で代表的な攻撃を幾つか紹介してきた。
クラヴマガの護身において、打撃は重要視されている。
より困難でハードなシチュエーションの中で自分の命が助かるためには、その問題を解決するのは攻撃である。
人間の鍛えられないところ急所を狙う、だから命が助かり逃げられる確率もあがるのだ。
今回は、よくある事件の一つ、首を絞められてしまった時の対処方法を紹介する。
首を絞められたらどうなるかお分かりだろうか?
気管が親指により締め付けられ、声が出せれない、呼吸ができなくなる。
首の横にある動脈が締め付けられ急速に脳に血液が行き届かなくなる。
さあ、これがいかなる状況かお分かりだろう。
あなたは、助かるために直ちに行動にうつしてほしい。
人には条件反射というものがある。
苦しいところに手がいきやすいという習性があるのだ。
それを利用して、まず最初に危険(首絞め)をクリアにする。
自分の両手は指を閉じフック状の形にし、相手の親指めがけてひっかける。
*相手の親指部分は、首絞め時のつなぎ目部分のためはずれやすい
勢いよく瞬発力で両ヒジを背中側に引くことで、首を絞めている手を引き離すことができ解除できる。
この時、下半身では股間蹴りが炸裂している。
急所攻撃を同時にいれていることでより首絞めを解除しやすくしているのだ。
蹴り足は左右どちらの足でもよい。慣れないうちは利き足で蹴るのがよい。
蹴り足を着地させる(この例の場合は蹴り足を後ろに引き下げている)
同時に両腕は脇を絞め、相手の手を自分の胸元に張り付けて固定している。
これは相手の手を自由にさせないためコントロールしているのだ。
相手がまだダメージを負っていないようだったら、追加攻撃だ。
ストレートパンチやハンマーパンチ、
ヒザ蹴りなども有効だ。
できるだけ攻撃に時間をかけ過ぎず、素早く相手から距離をとって逃げるのだ。
これはクラヴマガにとって最も代表的な護身の一つである。
自分の身を自分で守れるようになりたい。
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