Hammer Punch:ハンマーパンチ2
◇Hammer Fist Punch ハンマーパンチ その2◇
護身をする上で大切なことの一つに、身体の急所を知っておくことだ。
身体の急所は「誰も鍛えられないところ」でもある。
「目、鼻、あごの先端、こめかみ、のど、気管、けい動脈、首の後ろ側、肝臓、みぞおち、股間、太もも、すべての関節」など挙げられる。
身体の急所を知っておくことで、女性であっても小さな体格であっても、また格闘技を習得していなくても、身を守れる確率は数段上がるのである。
前回のハンマーパンチは正面・横に攻撃ができることをご紹介した。
ハンマーパンチにはコンビネーションとしてこのような打ち方もできる。
股間蹴りを繰り出す。
相手がうずくまったところへ
腕を振りかぶり、
前傾になった相手の首の後ろにハンマーパンチを振り下ろす。
股間蹴りを相手にヒットさせれば、痛みで前傾になる。
そこへ急所の一つ、首の後ろへ叩き込む。
今回のコンビネーションのやり方は、
①股間蹴り:蹴り足を前に着地させる(後ろに着地させることも可能)
②ハンマーパンチ:蹴り足が着地する時にハンマーパンチを上から下方向に対し打ち込む。
蹴り足と同じ側の腕で攻撃するほうが当たるタイミングが早い。
蹴り足と逆側の腕で攻撃するほうが腰・肩を回して打てるのでパワーが上がる。
足の攻撃から手の攻撃といったつなぎ技であるが、手足がうまく連動できるよう是非シャドーを繰り返し練習していただきたい。